紅梅色(こうばいいろ)
奈良時代から愛された、どれよりも早く咲く花
先月、「毎月1日」と
お知らせしたはずの
「にっぽんの色シリーズ」
とうとう立春を過ぎてしまいました。
「暦の上ではもう春」
ということになっていますが
体調管理は大丈夫でしょうか?
くしゃみやセキをする時は
手を当てましょうね!!
(たまにいるんです、していない方が・・・)
紅梅は、中国から来た花
さて、今日は久しぶりに色のお話です。
梅は、奈良時代に中国から持ち込まれ
のちに「梅にウグイス」に代表されるように
長年日本画や文学のモチーフに
とりあげられて、いまも愛されています。
ちなみに「松には鶴(ツル)」、「竹には雀(スズメ)」が
描かれます。
今でこそ、花といえば = 桜ですが
奈良時代では梅が主流でした。
白梅は香り重視、紅梅は色重視
平安時代になると
香りは白梅、色は紅梅
というふうに
美意識が変わっていったようです。
面白いもので
梅や桃などの花には
「源平咲き」と言って
一つの木に紅白両方の花をつける
種類があるそうですよ。
春先になると
どの花よりも早く咲き始め
一輪咲くごとに
独特の甘い香りが漂う
その風情を古代の人は愛したのかもしれません。
梅の名がつく他の色は?
実は、「梅」のつく色の一つに
明治時代に流行した
梅鼠
(うめねず、赤みがかったうすいねずみ色)
というものがあるのですが
皆さんに「梅ガムの色〜」と
ご紹介するつもりでしたが
いざ買いに行こうと思ったら
どこにも売っていませんでした(泣き)
あれは、もう売っていないのでしょうか?
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